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踏鳴
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ふみなら
ふりがな文庫
“
踏鳴
(
ふみなら
)” の例文
「どうしたどころかい、近頃評判なもんだ。これで五丁町を
踏鳴
(
ふみなら
)
すんだぜ、お前も知ってるだろう、
一昨年
(
おとどし
)
の
仁和加
(
にわか
)
に
狒々
(
ひひ
)
退治の武者修行をした大坂家の
抱妓
(
かかえ
)
な。」
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
差掛
(
さしかけ
)
させ
沓
(
くつ
)
しと/\と
踏鳴
(
ふみなら
)
し靜々とぞ
歩行
(
あゆみ
)
ける
附從
(
つきした
)
がふ
小姓
(
こしやう
)
の面々には
麻上下
(
あさがみしも
)
の
股立
(
もゝだち
)
を取て左右を
守護
(
しゆご
)
しける
引續
(
ひきつゞ
)
いて常樂院
天忠和尚
(
てんちうをしやう
)
は
紫
(
むらさき
)
の衣に白地の
袈裟
(
けさ
)
を掛け
殊勝
(
しゆしよう
)
げに手に
念珠
(
ねんじゆ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其側
(
そのそば
)
を
小使
(
こづかひ
)
や、
看護婦
(
かんごふ
)
が
靴
(
くつ
)
で
煉瓦
(
れんぐわ
)
の
床
(
ゆか
)
を
音高
(
おとたか
)
く
踏鳴
(
ふみなら
)
して
往來
(
わうらい
)
し、
病院服
(
びやうゐんふく
)
を
着
(
き
)
てゐる
瘠
(
や
)
せた
患者等
(
くわんじやら
)
が
通
(
とほ
)
つたり、
死人
(
しにん
)
も
舁
(
かつ
)
ぎ
出
(
だ
)
す、
不潔物
(
ふけつぶつ
)
を
入
(
い
)
れた
器
(
うつは
)
をも
持
(
も
)
つて
通
(
とほ
)
る。
子供
(
こども
)
は
泣
(
な
)
き
叫
(
さけ
)
ぶ、
通風
(
とほりかぜ
)
はする。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
その
側
(
そば
)
を
小使
(
こづかい
)
や、
看護婦
(
かんごふ
)
が
靴
(
くつ
)
で
煉瓦
(
れんが
)
の
床
(
ゆか
)
を
音高
(
おとたか
)
く
踏鳴
(
ふみなら
)
して
往来
(
おうらい
)
し、
病院服
(
びょういんふく
)
を
着
(
き
)
ている
瘠
(
や
)
せた
患者等
(
かんじゃら
)
が
通
(
とお
)
ったり、
死人
(
しにん
)
も
舁
(
かつ
)
ぎ
出
(
だ
)
す、
不潔物
(
ふけつぶつ
)
を
入
(
い
)
れた
器
(
うつわ
)
をも
持
(
も
)
って
通
(
とお
)
る。
子供
(
こども
)
は
泣
(
な
)
き
叫
(
さけ
)
ぶ、
通風
(
とおりかぜ
)
はする。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
同時に、ど、ど、ど、ど、どんと床板を
踏鳴
(
ふみなら
)
して
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
踏
常用漢字
中学
部首:⾜
15画
鳴
常用漢字
小2
部首:⿃
14画
“踏”で始まる語句
踏
踏込
踏張
踏切
踏臺
踏襲
踏台
踏留
踏石
踏掛