“ふみなら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
踏鳴80.0%
蹈鳴20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其側そのそば小使こづかひや、看護婦かんごふくつ煉瓦れんぐわゆか音高おとたか踏鳴ふみならして往來わうらいし、病院服びやうゐんふくてゐるせた患者等くわんじやらとほつたり、死人しにんかつす、不潔物ふけつぶつれたうつはをもつてとほる。子供こどもさけぶ、通風とほりかぜはする。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
そのそば小使こづかいや、看護婦かんごふくつ煉瓦れんがゆか音高おとたか踏鳴ふみならして往来おうらいし、病院服びょういんふくているせた患者等かんじゃらとおったり、死人しにんかつす、不潔物ふけつぶつれたうつわをもってとおる。子供こどもさけぶ、通風とおりかぜはする。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
時しも廊下を蹈鳴ふみならして、得三の帰る様子に、かの男少し慌てる色ありしが、人形をわきへずらして柱に寄せ、被は取れて顔も形もあからさまなる、下枝を人形の跡へ突立せ
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)