“踏伸”の読み方と例文
読み方割合
ふみの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はるながらえるまで、かげくさくのである。あかりすので、かさつて引被ひきかぶつて、あし踏伸ふみのばして、ねむりかける、とニヤゴといた、きそれが、耳許みゝもとで、小笹こざさ
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
はるながらえるまで、かげ草葉くさばうらく。ひかりすのでかさつて引被ひつかぶつて、あし踏伸ふみのばして、ねむりかけるとニヤゴー、きそれが耳許みゝもとで、小笹こざさくのがきこえた。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
と考えが道草みちくさの蝶にさそわれて、ふわふわとたまが菜の花ぞいに伸びたところを、風もないのに、さっとばかり、横合よこあいから雪のかいなえりで、つと爪尖つまさきを反らして足を踏伸ふみのばした姿が、真黒まっくろな馬に乗って
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)