トップ
>
跡先
>
あとさき
ふりがな文庫
“
跡先
(
あとさき
)” の例文
一ト
言
(
こと
)
心
(
こゝろ
)
に
染
(
そ
)
まる
事
(
こと
)
のあれば
跡先
(
あとさき
)
も
無
(
な
)
く
其者
(
そのもの
)
可愛
(
かわ
)
ゆう、
車夫
(
しやふ
)
の
茂助
(
もすけ
)
が
一人子
(
ひとりこ
)
の
與太郎
(
よたらう
)
に、
此新年
(
このはる
)
旦那
(
だんな
)
さま
召
(
めし
)
おろしの
斜子
(
なゝこ
)
の
羽織
(
はをり
)
を
遣
(
つか
)
はされしも
深
(
ふか
)
くの
理由
(
わけ
)
は
無
(
な
)
き
事
(
こと
)
なり
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
斯
(
かく
)
て傳吉は小娘に
誘引
(
いざなは
)
れ
許
(
と
)
ある家に入て見れば
柱
(
はしら
)
は
曲
(
まが
)
りて
倒
(
たふ
)
れ
軒
(
のき
)
は
傾
(
かたぶ
)
き屋根
落
(
おち
)
ていかにも
貧家
(
ひんか
)
の有樣なれば傳吉は
跡先
(
あとさき
)
見回し今更立ち出んも如何と見合ける中に小娘は
盥
(
たらひ
)
へ
温湯
(
ぬるゆ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
また真の闇の
跡先
(
あとさき
)
なしさ。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
旦那
(
だんな
)
さま
愚痴
(
ぐち
)
の
僻見
(
ひがみ
)
の
跡先
(
あとさき
)
なき
事
(
こと
)
なるを
思召
(
おぼしめし
)
、
悋氣
(
りんき
)
よりぞと
可笑
(
をか
)
しくも有ける。
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
跡
常用漢字
中学
部首:⾜
13画
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
“跡”で始まる語句
跡
跡方
跡形
跡目
跡取
跡絶
跡切
跡部
跡押
跡戻