トップ
>
貝
>
がい
ふりがな文庫
“
貝
(
がい
)” の例文
あわただしい
退
(
ひ
)
き
貝
(
がい
)
に
急
(
せ
)
かれて、勝政の麾下は、それぞれの
旗幟
(
きし
)
と組頭の行くを目あてに、堀切の崖を、道も選ばず
攀
(
よ
)
じ登り出した。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もしまたうつせ
貝
(
がい
)
が、大いなる水の心を語り得るなら、渚に敷いた、いささ
貝
(
がい
)
の花吹雪は、いつも
私語
(
ささやき
)
を絶えせぬだろうに。
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その中には
太鼓
(
たいこ
)
だのほら
貝
(
がい
)
だのの
音
(
おと
)
も
交
(
まじ
)
って、まるで
戦争
(
せんそう
)
のようなさわぎが、だんだんとこちらの
方
(
ほう
)
に
近
(
ちか
)
づいて
来
(
き
)
ました。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
東の空がしらみだしたら一番
貝
(
がい
)
、
勢
(
せい
)
ぞろいの用意とおもえ。富士川が見えだしたら、二番貝で
部署
(
ぶしょ
)
につき、三番貝はおれがふく。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だが、さけんで
反応
(
はんのう
)
がなかったように、その
貝
(
かい
)
がとおく八
合
(
ごう
)
目
(
め
)
へ鳴りひびいていっても、
外城
(
そとじろ
)
の
柵
(
さく
)
から、こたえ
吹
(
ぶ
)
きの合わせ
貝
(
がい
)
が鳴ってこなかった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
退
(
ひ
)
き
貝
(
がい
)
を吹かせて、思い思いな
散陣
(
さんじん
)
のまま、三井寺の
甍
(
いらか
)
へも
恟々
(
きょうきょう
)
と気をくばりながら、
山科辺
(
やましなへん
)
まで引きあげた。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ここでの
退
(
ひ
)
き
貝
(
がい
)
は敵に気勢を揚げさせるばかり……。そちは馬をとばして、味方の陣頭にある江田行義、
世良田
(
せらた
)
兵庫、篠塚伊賀、
額田
(
ぬかだ
)
為綱、
綿打
(
わたうち
)
ノ入道らに、
布令
(
ふれ
)
まわれ」
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一番
貝
(
がい
)
が海陸で鳴った。二番貝、三番貝と、すべて準備のあいずらしかった。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“貝”の意味
《名詞》
(かい)軟体動物のうち、一般に硬い殻を持つもの。
(出典:Wiktionary)
“貝”の解説
貝(かい)は、軟体動物の総称、または特に、はっきりとした貝殻を持つものの総称である。
(出典:Wikipedia)
貝
常用漢字
小1
部首:⾙
7画
“貝”を含む語句
法螺貝
鮑貝
貝層
赤貝
浅貝
青貝柄
小貝
螺貝
貝殻
貝塚
貝殼
貝細工
蜆貝
子安貝
貝多羅葉
桜貝
烏貝
青貝
蝶貝
貝釦
...