“世良田”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せらた62.5%
せらだ37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また義貞としては、よしや尊氏が幾万の兵を持って来ようとも、本来の勇と智略と、そして、故郷世良田せらたいらいの新田小太郎が面目にかけても
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ここでの退がいは敵に気勢を揚げさせるばかり……。そちは馬をとばして、味方の陣頭にある江田行義、世良田せらた兵庫、篠塚伊賀、額田ぬかだ為綱、綿打わたうちノ入道らに、布令ふれまわれ」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「敵は多勢じゃ、世良田せらだどの」「味方は無勢じゃ、秩父ちちぶどの」「さても……」「思わぬ……」敵はまぢかく近寄ッた。
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
橋本の敬さんが、実弟の世良田せらだぼうを連れて来た。五歳いつつの年四谷よつやに養子に往って、十年前渡米し、今はロスアンゼルスに砂糖さとう大根だいこん八十町、セロリー四十町作って居るそうだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)