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設
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まうけ
ふりがな文庫
“
設
(
まうけ
)” の例文
九日
(
ここぬか
)
はいつよりも
蚤
(
はや
)
く
起出
(
おきい
)
でて、草の屋の
五八
席
(
むしろ
)
をはらひ、黄菊しら菊二枝三枝
小瓶
(
こがめ
)
に
挿
(
さ
)
し、
五九
嚢
(
ふくろ
)
をかたぶけて
酒飯
(
しゆはん
)
の
設
(
まうけ
)
をす。老母云ふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
果して人の
入来
(
いりき
)
て、
夕餉
(
ゆふげ
)
の
設
(
まうけ
)
すとて
少時
(
しばし
)
紛
(
まぎら
)
されし後、二人は
謂
(
い
)
ふべからざる
佗
(
わびし
)
き無言の中に
相対
(
あひたい
)
するのみなりしを、荒尾は始て高く
咳
(
しはぶ
)
きつ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
さうだつたナ、さういふ大切なことを忘れては済まんかつた、アハヽヽ併しあれらが来る
設
(
まうけ
)
にするのならば、家に居て
拵
(
こし
)
らへてしまふがよからう町はまたこん度としてナ。
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
手の甲の血を
吮
(
す
)
ひつつ富山は不快なる
面色
(
おももち
)
して
設
(
まうけ
)
の席に着きぬ。
予
(
かね
)
て用意したれば、
海老茶
(
えびちや
)
の
紋縮緬
(
もんちりめん
)
の
裀
(
しとね
)
の
傍
(
かたはら
)
に
七宝焼
(
しちほうやき
)
の
小判形
(
こばんがた
)
の
大手炉
(
おほてあぶり
)
を置きて、
蒔絵
(
まきゑ
)
の
吸物膳
(
すひものぜん
)
をさへ据ゑたるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
妻なるものも
死
(
まか
)
りしと見えて、
壠
(
つか
)
の
設
(
まうけ
)
も見えつるが、
一三〇
いつの年にともなきに、
一三一
まさりて悲しく侍り。しらせ給はば教へ給へかし。
主
(
あるじ
)
の男いふ。
一三二
哀れにも聞え給ふものかな。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
▼ もっと見る
遊佐が
弄
(
まさぐ
)
れる半月形の
熏豚
(
ハム
)
の
罐詰
(
かんづめ
)
も、この
設
(
まうけ
)
にとて
途
(
みち
)
に求めしなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
設
常用漢字
小5
部首:⾔
11画
“設”を含む語句
設計
設備
設楽
設計図
待設
設立
北設楽
建設
仮設
行者宿報設女犯
設置
敷設
施設
南設楽
設計予算
設色
附設
防弾設備
設計者
諸施設
...