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おやもと
ふりがな文庫
“
親元
(
おやもと
)” の例文
オルレアン公が
親元
(
おやもと
)
をしていたので、祖母はいかにも
尤
(
もっと
)
もらしく、まだ負債を返済していないことを手軽に言訳してから、公爵と勝負をはじめた。
世界怪談名作集:03 スペードの女王
(新字新仮名)
/
アレクサンドル・セルゲーヴィチ・プーシキン
(著)
存申さず
親元
(
おやもと
)
よりは口入人の方へ證文を出し候由
承
(
うけた
)
まはり候然ば奉公人の
宿
(
やど
)
を御尋成り候には紀州表にて口入人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
いろいろ
言葉
(
ことば
)
を
尽
(
つく
)
してすすめられたのでありますが、
私
(
わたくし
)
としては
今更
(
いまさら
)
親元
(
おやもと
)
へもどる
気持
(
きも
)
ちにはドーあってもなれないのでした。
私
(
わたくし
)
はきっぱりと
断
(
ことわ
)
りました。——
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
是は主として
嫁
(
よめ
)
の初産を、
里方
(
さとかた
)
に帰ってする習わしに伴のうていたようだが、その
風
(
ふう
)
がいつしか衰えると、母が安産の
悦
(
よろこ
)
びにくることも、または生まれ
児
(
ご
)
を見せに
親元
(
おやもと
)
に行くことも
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
まだ、お雪の話が
纏
(
まと
)
まらないうちに、島原遊廓の、小林楼の
雛窓太夫
(
ひなまどだゆう
)
を、モルガンが、内密で、五百円で
親元
(
おやもと
)
根引
(
ねび
)
きにさせたことを持出して、お雪はその時のことも、本当だろうと気にしたのだ。
モルガンお雪
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
▼ もっと見る
私
(
わたくし
)
が
三浦
(
みうら
)
へ
縁
(
えん
)
づいた
時
(
とき
)
に、
香織
(
かおり
)
は
親元
(
おやもと
)
へ
戻
(
もど
)
りましたが、それでも
所中
(
しょっちゅう
)
鎌倉
(
かまくら
)
からはるばる
私
(
わたくし
)
の
所
(
ところ
)
へ
訪
(
たず
)
ねてまいり、そして
何年
(
なんねん
)
経
(
た
)
っても
私
(
わたくし
)
の
事
(
こと
)
を『
姫
(
ひい
)
さま
姫
(
ひい
)
さま』と
呼
(
よ
)
んで
居
(
お
)
りました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
親
常用漢字
小2
部首:⾒
16画
元
常用漢字
小2
部首:⼉
4画
“親”で始まる語句
親
親戚
親父
親爺
親仁
親子
親切
親方
親類
親身