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見抜
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みぬ
ふりがな文庫
“
見抜
(
みぬ
)” の例文
旧字:
見拔
ジナイーダはすぐさま、わたしが彼女に恋していることを
見抜
(
みぬ
)
いたし、わたしの方でも、別にそれを
匿
(
かく
)
そうとも思わなかった。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
香具師
(
やし
)
は、どこから
聞
(
き
)
き
込
(
こ
)
んできたものか、または、いつ
娘
(
むすめ
)
の
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
て、ほんとうの
人間
(
にんげん
)
ではない、じつに
世
(
よ
)
に
珍
(
めずら
)
しい
人魚
(
にんぎょ
)
であることを
見抜
(
みぬ
)
いたものか、ある
日
(
ひ
)
のこと
赤いろうそくと人魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
神
(
かみ
)
の
眼
(
まなこ
)
はどんなことでも
見抜
(
みぬ
)
いているから……しかしそんな
考
(
かんが
)
えは
早
(
はや
)
くすてねばならぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
そうして私はすれちがいざま、その老人の
焦点
(
しょうてん
)
を失ったような
空虚
(
うつろ
)
な
眼差
(
まなざ
)
しのうちに、彼の
可笑
(
おか
)
しいほどな
狼狽
(
ろうばい
)
と、私を気づまりにさせずにおかないような彼の
不機嫌
(
ふきげん
)
とを
見抜
(
みぬ
)
いた。
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
三四郎は
上
(
あ
)
げかけた
腰
(
こし
)
を又草の
上
(
うへ
)
に
卸
(
おろ
)
した。其時三四郎は此女にはとても
叶
(
かな
)
はない様な気が
何所
(
どこ
)
かでした。同時に自分の
腹
(
はら
)
を
見抜
(
みぬ
)
かれたといふ自覚に
伴
(
ともな
)
ふ一種の
屈
(
くつ
)
辱をかすかに感じた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
少なくともドクトル・ルーシンは、じきにわたしの腹を
見抜
(
みぬ
)
いた。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
抜
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見出
見下
見上
見送
見透
見做
見当