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裏
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なか
ふりがな文庫
“
裏
(
なか
)” の例文
裏
(
なか
)
へ
這入
(
はい
)
ッて見ると大違い、
尤
(
もっと
)
も客も相応にあッたが、給事の
婢
(
おんな
)
が不慣れなので
迷惑
(
まごつ
)
く程には手が廻わらず、帳場でも間違えれば出し物も
後
(
おく
)
れる。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
今迄
(
いままで
)
宗助
(
そうすけ
)
の
心
(
こゝろ
)
に
映
(
えい
)
じた
御米
(
およね
)
は、
色
(
いろ
)
と
音
(
おと
)
の
撩亂
(
れうらん
)
する
裏
(
なか
)
に
立
(
た
)
つてさへ、
極
(
きは
)
めて
落
(
お
)
ち
付
(
つ
)
いてゐた。さうして
其
(
その
)
落
(
お
)
ち
付
(
つ
)
きの
大部分
(
だいぶぶん
)
は
矢鱈
(
やたら
)
に
動
(
うご
)
かさない
眼
(
め
)
の
働
(
はた
)
らきから
來
(
き
)
たとしか
思
(
おも
)
はれなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
今まで宗助の心に映じた御米は、色と音の
撩乱
(
りょうらん
)
する
裏
(
なか
)
に立ってさえ、
極
(
きわ
)
めて落ちついていた。そうしてその落ちつきの大部分はやたらに動かさない眼の働らきから来たとしか思われなかった。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“裏”の意味
《名詞》
(うら)衣服で人の目につかない部分に使われる布地。
(うら)外から見えない位置。見ただけでは解らない部分。
(うら)秘密の場。
(うら)原因と結果の両方を否定したもの。
(出典:Wiktionary)
裏
常用漢字
小6
部首:⾐
13画
“裏”を含む語句
表裏
裏庭
裏通
那裏
内裏
裏返
裏面
天井裏
裏表
紅裏
裏階子
麻裏草履
這裏
裏家
家裏
袖裏
裏切者
裏店
囲炉裏
裏梯子
...