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裏切
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うらぎ
ふりがな文庫
“
裏切
(
うらぎ
)” の例文
樣子
(
やうす
)
を
聞
(
き
)
くと、
汽船會社
(
きせんぐわいしや
)
の
無錢
(
たゞ
)
で
景物
(
けいぶつ
)
は、
裏切
(
うらぎ
)
られた。
何
(
ど
)
うも
眞個
(
ほんたう
)
ではないらしいのに、がつかりしたが、
此
(
こ
)
の
時
(
とき
)
の
景色
(
けしき
)
は
忘
(
わす
)
れない。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
畜生
(
ちくしょう
)
。う、うぬはよくも、おれを
裏切
(
うらぎ
)
りやがったな。一どは、
縄
(
なわ
)
にかかっても、このまま、
獄門台
(
ごくもんだい
)
に命を落とすような龍巻じゃねえぞ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だから、ガンたちを
裏切
(
うらぎ
)
るようなことはないだろうということぐらい、とうぜんわかってくれなければこまります。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
博士に
裏切
(
うらぎ
)
られたことへ、
仕返
(
しかえ
)
しをするために、夜になったら、きっと、博士の家にあらわれるものと信じていた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
これを
廋
(
かく
)
さんとするも、これらの機関はほとんど
裏切
(
うらぎ
)
りするかのごとく、我々の心情を現すものである。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
▼ もっと見る
兄さんは自分の身躯や心が自分を
裏切
(
うらぎ
)
る
曲者
(
くせもの
)
のように云います。それが
徒爾
(
いたずら
)
半分の
出放題
(
でほうだい
)
でない事は、
今日
(
きょう
)
までいっしょに
寝泊
(
ねとま
)
りの
日数
(
ひかず
)
を重ねた私にはよく理解できます。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
貴様もおとなしくしていれば、少しはわけまえにあずかれるのに、わしを
裏切
(
うらぎ
)
ったばかりに、宝の山へ入っても、手を
空
(
むな
)
しゅうしてかえるよりほかはないのじゃ。わっはっは、わっはっは!
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その扇縄の区域へ、
裏切
(
うらぎ
)
り者がひそかに
毒
(
どく
)
をしずめたので、夕方の
兵糧時
(
ひょうろうどき
)
に、すべての者の
腹中
(
ふくちゅう
)
へ、おそるべき
酔魚草
(
すいぎょそう
)
の
毒水
(
どくすい
)
がめぐっている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
處
(
ところ
)
で
汽船
(
きせん
)
は——うそだの、
裏切
(
うらぎ
)
つたのと、
生意氣
(
なまいき
)
な
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
ふな。
直江津
(
なほえつ
)
まで、
一人前
(
いちにんまへ
)
九錢也
(
きうせんなり
)
。……
明治二十六七年頃
(
めいぢにじふろくしちねんごろ
)
の
事
(
こと
)
とこそいへ、それで、
午餉
(
ひる
)
の
辨當
(
べんたう
)
をくれたのである。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
よくも
裏切
(
うらぎ
)
って、おれを苦しめたな。こんどは、かならず、きさまを
殺
(
ころ
)
してやる!
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
侍
(
さむらい
)
のくせにして、慾に目がくらんで
味方
(
みかた
)
を売る
裏切
(
うらぎ
)
りもの、多くの
部下
(
ぶか
)
の見せしめのため、
陣馬
(
じんば
)
ヶ
原
(
はら
)
で
討
(
う
)
ち首にしてあげる
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
警官
(
けいかん
)
をよびやがって、よくも
裏切
(
うらぎ
)
ったな……裏切り者め!」
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
裏
常用漢字
小6
部首:⾐
13画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“裏切”で始まる語句
裏切者