装置そうち)” の例文
旧字:裝置
しかしそれなら尚更なおさらわたくし申上もうしあげることがよくおわかりのはずで、神社じんじゃ装置そうちもラジオとやらの装置そうちも、理窟りくつ大体だいたいたものかもれぬ……。
また維新の際にもる米人のごとき、もしも政府において五十万ドル支出ししゅつせんには三せきの船をつくりこれに水雷を装置そうちしててきに当るべし
毎晩まいばんはなやかなまちらしていた電燈でんとうは、装置そうちこわれてしまったために、そののち幾日いくにちというものは、みやこじゅうがくらになり、よるは、ランプをつけたり
子供と馬の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それはそのあたりに並んでいる装置そうちのうちのどれからしいが、時間器械と同様な働きをするものらしい。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
英国の大学の物理研究室などというと、どこもみな立派な器械や装置そうちが完備した大実験室と思う人があるかもしれないが、実際は日本の大学の実験室よりもずっと貧弱なものが多いのである。
実験室の記憶 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
また、普通ふつう顕微鏡けんびきょうで見えないほどちいさなものでも、ある装置そうちくわえれば
手紙 三 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)