しゝ)” の例文
なるほどところ衣服きものとき姿すがたとはちがふてしゝつきのゆたかな、ふつくりとしたはだへ
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
代りて場に上りしは、此曲の女主人公にして、これに扮せるは二八ばかりのをみななりき。色好む男の一瞥して心を動すべきしゝおき豐かに、なざし燃ゆる如くなれば、喝采の聲はいへゆるがせり。
我が母のしゝのゆるびは嘆き故あを思ふ故にわれすべもなし
長塚節歌集:3 下 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
くまでしゝかたうへ
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
あがれるすぢいかれるしゝ
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)