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繪馬
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ゑま
ふりがな文庫
“
繪馬
(
ゑま
)” の例文
新字:
絵馬
觀音樣にたどり着いたのは丁度
巳刻
(
よつ
)
(十時)頃、二人は
繪馬
(
ゑま
)
を眺めたり、
鳩
(
はと
)
に餌をやつたり、ざつと半刻ばかり待つて居ると——
銭形平次捕物控:138 第廿七吉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
『こんなもの、見てゐても
仕樣
(
しやう
)
がない。』と、小池は砂だらけの階段を下りて、
廂
(
ひさし
)
の下に
掲
(
かゝ
)
げてある
繪馬
(
ゑま
)
の
類
(
たぐひ
)
を一つ/\見ながら、
後
(
うしろ
)
の方へ𢌞はらうとした。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
お
前達
(
まへたち
)
はあの
繪馬
(
ゑま
)
を
知
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
ますか。
馬
(
うま
)
の
繪
(
ゑ
)
をかいた
小
(
ちひ
)
さな
額
(
がく
)
が
諸方
(
はう/″\
)
の
社
(
やしろ
)
に
掛
(
か
)
けてあるのを
知
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
ますか。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
爾等
(
なんぢら
)
の
見窄
(
みすぼ
)
らしい
繪馬
(
ゑま
)
の前に
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
心持ち顏を
赧
(
あか
)
くして、お光はニタ/\笑ひながら、小池のしたやうにして、
繪馬
(
ゑま
)
の
類
(
たぐひ
)
を見て𢌞はつた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
▼ もっと見る
あの
額
(
がく
)
の
中
(
なか
)
には『
奉納
(
ほうなふ
)
』といふ
文字
(
もじ
)
と、それを
進
(
あ
)
げた
人
(
ひと
)
の
生
(
うま
)
れた
年
(
とし
)
なぞが
書
(
か
)
いてあるのに
氣
(
き
)
がつきましたか。
父
(
とう
)
さんのお
家
(
うち
)
の
裏
(
うら
)
に
祀
(
まつ
)
つてあるお
稻荷
(
いなり
)
さまの
社
(
やしろ
)
にも、あの
繪馬
(
ゑま
)
がいくつも
掛
(
かゝ
)
つて
居
(
ゐ
)
ました。
ふるさと
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
それらの
繪馬
(
ゑま
)
に
混
(
まじ
)
つて、女の長い黒髮の根元から切つたらしいのが、まだ油の
艶
(
つや
)
も拔けずに、
恭
(
うやう
)
やしく
白紙
(
はくし
)
に卷かれて
折敷
(
をしき
)
に載せられ、折敷の
端
(
はし
)
に『
大願成就
(
だいぐわんじやうじゆ
)
寅
(
とら
)
の
歳
(
とし
)
の女』
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
繪
部首:⽷
19画
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
“繪馬”で始まる語句
繪馬等