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總菜
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そうざい
參詣人へも
愛想よく
門前の
花屋が
口惡る
嚊も
兎角の
蔭口を
言はぬを
見れば、
着ふるしの
浴衣、
總菜のお
殘りなどおのずからの
御恩も
蒙るなるべし
何のためか
深張傘をさして、
一度、やすもの
賣の
肴屋へ、お
總菜の
鰡を
買ひに
出たから。
グレ へん、
魚でなうて
幸福ぢゃわい、
汝が
魚なら、
女たらしでは
無うて
總菜の
鹽大口魚と
來てけつからう。……(一方を見て)
拔けよ(劍を)、モンタギューの
奴等が
來たわい。
綴蓋の
女房が
狹い
臺所で、
總菜の
菠薐草を
揃へながら