“総菜”の読み方と例文
旧字:總菜
読み方割合
そうざい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長い月日の間、私はこんな主婦の役をも兼ねて来て、好ききらいの多い子供らのために毎日の総菜そうざいを考えることも日課の一つのようになっていた。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)
参詣人さんけいにんへも愛想よく門前の花屋が口悪るかかもとかくの蔭口かげぐちを言はぬを見れば、着ふるしの裕衣ゆかた総菜そうざいのお残りなどおのづからの御恩もかうむるなるべし
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
工女にやらせるな、とか、食堂出入りの『お総菜そうざい屋』は値がたかいとか、どこの組長は横暴だとか、どこの課長は誰々さんにヒドいことしただとか……
工場新聞 (新字新仮名) / 徳永直(著)