“そうざい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
惣菜75.5%
総菜14.3%
總菜8.2%
惚菜2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女自身は裁縫やお花などを習ふかたはら、今迄の玉帳とはちがつた小遣帳をつけたり、婦人雑誌やラヂオで教はつた惣菜そうざい料理を拵へたり
のらもの (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
参詣人さんけいにんへも愛想よく門前の花屋が口悪るかかもとかくの蔭口かげぐちを言はぬを見れば、着ふるしの裕衣ゆかた総菜そうざいのお残りなどおのづからの御恩もかうむるなるべし
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なんのためか深張傘ふかばりがさをさして、一度いちど、やすものうり肴屋さかなやへ、お總菜そうざいぼらひにたから。
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
かれ悉皆みんなさわいで自分じぶんはらりるだけのすし惚菜そうざいやらをはしはさんでさかづきへはれようとしなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)