トップ
>
結
>
いわ
ふりがな文庫
“
結
(
いわ
)” の例文
驚く二人の眼の前へ、襖をあけて現われたのは、他でもないトン公であったが、頭を白布で巻いているのは、傷を
結
(
いわ
)
えたからであろう。
大捕物仙人壺
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
牛や馬のように、首玉へ
縄
(
なわ
)
を
結
(
いわ
)
えつけておいて、むざむざと
屠
(
ほふ
)
られるのだ。それはあまりに怖ろしい、あまりに人間性を
蔑
(
ないがし
)
ろにしたものだ。
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
安東県の宿屋の番頭がどう云う
不料簡
(
ふりょうけん
)
か、橋本博士御手荷物のうちと云う札を余の
革鞄
(
かばん
)
にぴたぴた
結
(
いわ
)
いつけてしまった。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
剪刀
(
はさみ
)
が
一所
(
いっしょ
)
になつて入つて居たので、糸巻の動くに連れて、
夫
(
それ
)
に
結
(
いわ
)
へた小さな鈴が、ちりんと
幽
(
かすか
)
に云ふから、
幼
(
いとけな
)
い耳に何か
囁
(
ささや
)
かれたかと、弟は
丸々
(
まるまる
)
ツこい
頬
(
ほお
)
に
微笑
(
ほほえ
)
んで、
頷
(
うなず
)
いて
鳴
(
なら
)
した。
蠅を憎む記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
かわいいくつした
結
(
いわ
)
くなら
まざあ・ぐうす
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
そうして
油揚
(
あぶらげ
)
の胴を
干瓢
(
かんぴょう
)
で
結
(
いわ
)
えた
稲荷鮨
(
いなりずし
)
の
恰好
(
かっこう
)
に似たものを、上から下へ落した。彼は
勾欄
(
てすり
)
につらまって何度も下を
覗
(
のぞ
)
いて見た。しかし誰もそれを取ってくれるものはなかった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「そのまま、その上からお
結
(
いわ
)
えなさいな。」
縷紅新草
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“結”の意味
《名詞》
結(けつ)
漢詩の起承転結の最後。結句。
(出典:Wiktionary)
“結”の解説
結(ゆい)とは、主に小さな集落や自治単位における共同作業の制度である。一人で行うには多大な費用と期間、そして労力が必要な作業を、集落の住民総出で助け合い、協力し合う相互扶助の精神で成り立っている。
(出典:Wikipedia)
結
常用漢字
小4
部首:⽷
12画
“結”を含む語句
結局
結末
結構
結果
結髪
凝結
結合
元結
結婚
結目
結納
結句
髪結
結綿
結立
結着
引結
文七元結
手結
結直
...