“引結”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひきゆわ40.0%
ひきむす20.0%
ひきむすび20.0%
ひんむす20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
み、もだえて、苦して、苦して、死ぬるか思うと目が覚める……よって、よう気をつけて引結ひきゆわえ、引結えしておく伊達巻だてまきも何も、ずるずるに解けてしもうて、たらたら冷い汗どすね
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あをすゝき引結ひきむすんで、ほたるつゝんでげてた。
月夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
是を以返濟之御引結ひきむすび成下候へば、重疊かさね/″\大慶之仕合此事に御座候。
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
やがて、苦々しそうに、そして切なそうに、眉をしかめて、唇を引結ひんむすぶと、グウグウとまたいびきを掻出す。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)