“手結”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たゆひ25.0%
ていゆい25.0%
てゆい25.0%
テイ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「つ」止めの参考歌には、「越の海の手結たゆひの浦を旅にして見ればともしみ大和しぬびつ」(巻三・三六七)等がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
それは「手結ていゆい」と呼ぶ手法からの必然の賜物でした。絣は沖縄において最も純化されました。それにただ白と紺との色調に止らず、世にも美しい多彩なものを生みました。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
よくかえりみますと沖縄の絣には、どうあっても美しくなるようなおきてが働いていることが気附かれます。それはことごとく「手結てゆい」と呼ぶ方法で織られます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
手結テイ 「タイ」森。これではないらしい。あるいは「ツイ」切れるか。ビルマでは「テー」砂。出雲の手結(タユイ)とは必ずしも同じではないかもしれぬ。
土佐の地名 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)