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純
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じゅん
ふりがな文庫
“
純
(
じゅん
)” の例文
竹童
(
ちくどう
)
は
純
(
じゅん
)
なものだ。そういわれてまで、かれを
敵視
(
てきし
)
する気にもなれないので、
意気
(
いき
)
ごんだ
力抜
(
ちからぬ
)
けに、またもとの
堤草
(
どてぐさ
)
へ腰をおろした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
母性愛
(
ぼせいあい
)
ばかりはこれは
全
(
まった
)
く
別
(
べつ
)
で、あれほど
純
(
じゅん
)
な、そしてあれほど
力強
(
ちからづよ
)
いものはめったに
他
(
ほか
)
に
見当
(
みあた
)
りませぬ。それは
実
(
じつ
)
によく
私
(
わたくし
)
の
方
(
ほう
)
に
通
(
つう
)
じてまいります。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
彼
(
かれ
)
は、
自分
(
じぶん
)
のまちがった
行為
(
こうい
)
に
気
(
き
)
づくと、すぐに
心
(
こころ
)
から
反省
(
はんせい
)
する
純
(
じゅん
)
な
少年
(
しょうねん
)
であったのです。
風雨の晩の小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
シェパードは
純
(
じゅん
)
すいな犬である。シェパードはだから頭がよい。
雑種
(
ざっしゅ
)
の犬は頭がよくない。
北君
(
きたくん
)
(
次郎君
(
じろうくん
)
のこと)ちの西ごうたかもりなんかは雑種だから
猟犬
(
りょうけん
)
にはなれないと犬屋の人が語ってくれた。
決闘
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
彼女の咲かせた情操の姿は、野の花に見るあんなふうに、またなく
純
(
じゅん
)
で飾り気もない愛だったから——。
日本名婦伝:静御前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「
純
(
じゅん
)
や、あれを
見
(
み
)
い。
鳥
(
とり
)
でさえ、
弱
(
よわ
)
いものは、ばかにされるでな。」と、いったのです。
からす
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
純
常用漢字
小6
部首:⽷
10画
“純”を含む語句
純金
純白
純粋
純潔
単純
純子
清純
純護謨製
純乎
純真
純情
純忠
純然
不純
純粹
上野介正純
忠純
道純
單純
純朴
...