トップ
>
粗略
>
そりやく
ふりがな文庫
“
粗略
(
そりやく
)” の例文
以て御内意伺ひし處
上樣
(
うへさま
)
には御覺悟有せらるゝとの仰なり隨分
粗略
(
そりやく
)
なく御取計ひ有べく候
尚
(
なほ
)
御機嫌
(
ごきげん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
さればお
店
(
みせ
)
の
旦那
(
だんな
)
とても
父
(
とゝ
)
さん
母
(
かゝ
)
さん
我
(
わ
)
が
身
(
み
)
をも
粗略
(
そりやく
)
には
遊
(
あそ
)
ばさず、
常々
(
つね/\
)
大切
(
たいせつ
)
がりて
床
(
とこ
)
の
間
(
ま
)
にお
据
(
す
)
へなされし
瀬戸物
(
せともの
)
の
大黒樣
(
たいこくさま
)
をば、
我
(
わ
)
れいつぞや
坐敷
(
ざしき
)
の
中
(
なか
)
にて
羽根
(
はね
)
つくとて
騷
(
さわ
)
ぎし
時
(
とき
)
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
一年
(
ひとゝせ
)
夏の頃、江戸より来りたる
行脚
(
あんぎや
)
の
俳人
(
はいじん
)
を
停
(
とゞめ
)
おきしに、
謂
(
いふ
)
やう、此国の所々にいたり見るに
富家
(
ふか
)
の
庭
(
には
)
には手をつくしたるもあれど、
垣
(
かき
)
はいづれも
粗略
(
そりやく
)
にて
仮初
(
かりそめ
)
に作りたるやうなり
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
一年
(
ひとゝせ
)
夏の頃、江戸より来りたる
行脚
(
あんぎや
)
の
俳人
(
はいじん
)
を
停
(
とゞめ
)
おきしに、
謂
(
いふ
)
やう、此国の所々にいたり見るに
富家
(
ふか
)
の
庭
(
には
)
には手をつくしたるもあれど、
垣
(
かき
)
はいづれも
粗略
(
そりやく
)
にて
仮初
(
かりそめ
)
に作りたるやうなり
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
粗略
(
そりやく
)
に致すなと申渡し其
儘
(
まゝ
)
駕籠に
追尾
(
おひつき
)
けり
然
(
され
)
ば藤八はヤヽ御取上下さると歟ハヽア有難や嬉しやと涙を流し頭を大地へ
摺付々々
(
すりつけ/\
)
伏拜
(
ふしをが
)
めばお節も餘りの嬉しさにウンと後へ
仰向反
(
のけぞり
)
し
儘
(
まゝ
)
暫
(
しば
)
し正氣を失たり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“粗略”の意味
《名詞》
粗略(そりゃく)
疎かなこと。また、そのようなさま。なげやり。ぞんざい。
(出典:Wiktionary)
粗
常用漢字
中学
部首:⽶
11画
略
常用漢字
小5
部首:⽥
11画
“粗”で始まる語句
粗
粗忽
粗末
粗相
粗朶
粗笨
粗雑
粗漏
粗野
粗暴