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笑声
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しょうせい
ふりがな文庫
“
笑声
(
しょうせい
)” の例文
旧字:
笑聲
岩——の士族屋敷もこの日はそのために多少の談話と
笑声
(
しょうせい
)
とを増し、
日常
(
ひごろ
)
さびしい杉の
杜
(
もり
)
付近までが何となく
平時
(
ふだん
)
と
異
(
ちが
)
っていた。
河霧
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
と、あたりかまわず無遠慮な
笑声
(
しょうせい
)
を響かせながら、そこを出て、階段をとことことのぼっていってしまったのである。
大使館の始末機関:――金博士シリーズ・7――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
笑声
(
しょうせい
)
が満場に起る。これはひやかしの笑声ではない。道也先生はひやかしの笑声を好意の笑声で
揉
(
も
)
み
潰
(
つぶ
)
したのである。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「俺は心配で心配で」彼はそういって歌舞伎役者の様に首を振って「商売も手につかなんだ。俺は毎晩寝床の中で女房に頼んだ。手を合せて頼んだ」
笑声
(
しょうせい
)
白昼夢
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
東坡巾の先生は
囅然
(
てんぜん
)
として笑出して、君そんなに感服ばかりしていると、今に
馬糞
(
まぐそ
)
の
道傍
(
みちばた
)
に
盛上
(
もりあ
)
がっているのまで春の
景色
(
けいしょく
)
だなぞと
褒
(
ほ
)
めさせられるよ、と
戯
(
たわむ
)
れたので
一同
(
みんな
)
哄然
(
どっ
)
と
笑声
(
しょうせい
)
を
挙
(
あ
)
げた。
野道
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
媛神 ほほほほ、(
微笑
(
ほほえ
)
みつつ寄りて、蘆毛の
鼻頭
(
はなづら
)
を軽く
拊
(
う
)
つ)何だい、お前まで。(駒、
高嘶
(
たかいなな
)
きす)〔——この時、看客の
笑声
(
しょうせい
)
あるいは静まらん。
然
(
しか
)
らんには、この戯曲なかば成功たるべし。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
舞台の悪ふざけが加わる度に、
蓆敷
(
むしろじき
)
の上の看客からは、何度も
笑声
(
しょうせい
)
が立ち
昇
(
のぼ
)
った。いや、その
後
(
うしろ
)
の将校たちも、大部分は
笑
(
わらい
)
を浮べていた。が、俄はその笑と
競
(
きそ
)
うように、ますます
滑稽
(
こっけい
)
を重ねて行った。
将軍
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
又しても、破れる様な拍手と、
笑声
(
しょうせい
)
。
踊る一寸法師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そして、またもや
笑声
(
しょうせい
)
が起りました。
覆面の舞踏者
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“笑声”の意味
《名詞》
笑 声(しょうせい)
笑う際に発する声。
(出典:Wiktionary)
笑
常用漢字
小4
部首:⽵
10画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“笑”で始まる語句
笑
笑顔
笑止
笑談
笑靨
笑顏
笑窪
笑聲
笑止千万
笑味