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空車
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ふりがな文庫
“
空車
(
から
)” の例文
下坂
(
くだりざか
)
は、
動
(
うごき
)
が
取
(
と
)
れると、一
名
(
めい
)
の
車夫
(
しやふ
)
は
空車
(
から
)
を
曳
(
ひ
)
いて、
直
(
す
)
ぐに
引返
(
ひつかへ
)
す
事
(
こと
)
になり、
梶棒
(
かぢぼう
)
を
取
(
と
)
つて
居
(
ゐ
)
たのが、
旅鞄
(
たびかばん
)
を
一個
(
ひとつ
)
背負
(
しよ
)
つて、
之
(
これ
)
が
路案内
(
みちあんない
)
で
峠
(
たうげ
)
まで
供
(
とも
)
をすることになつた。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
お客様を乗せやうが
空車
(
から
)
の時だらうが嫌やとなると用捨なく嫌やに成まする、
呆
(
あき
)
れはてる我まま男、
愛想
(
あいそ
)
が尽きるでは有りませぬか、さ、お乗りなされ、お供をしますと進められて
十三夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お
客樣
(
きやくさま
)
を
乘
(
の
)
せやうが
空車
(
から
)
の
時
(
とき
)
だらうが
嫌
(
い
)
やとなると
用捨
(
ようしや
)
なく
嫌
(
い
)
やに
成
(
なり
)
まする、
呆
(
あき
)
れはてる
我
(
わが
)
まゝ
男
(
をとこ
)
、
愛想
(
あいそ
)
が
盡
(
つ
)
きるでは
有
(
あ
)
りませぬか、さ、お
乘
(
の
)
りなされ、お
供
(
とも
)
をしますと
進
(
すゝ
)
められて
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
考へれば何も彼も
悉皆
(
しつかい
)
厭やで、お客樣を乘せやうが
空車
(
から
)
の時だらうが嫌やとなると用捨なく嫌やに成まする、呆れはてる我まゝ男、愛想が盡きるでは有りませぬか、さ、お乘りなされ
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“空車”の意味
《名詞》
空車(くうしゃ、からぐるま、むなぐるま)
旅客を乗せていない列車やバス、タクシーなどのこと。また、貨物を積載していない貨物車や列車のこと。
(出典:Wiktionary)
“空車”の解説
空車(くうしゃ)とは、乗客・旅客や貨物を輸送する目的の車両・列車などが、それらを積載していない状態である。その反対は実車という。
駐車場ではその容量に余裕があり車両を駐車できる状態のときを指す(「車を入れる場所が空いている」という意味)。
(出典:Wikipedia)
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
車
常用漢字
小1
部首:⾞
7画
“空”で始まる語句
空
空地
空虚
空想
空洞
空腹
空家
空気
空嘯
空手