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秘術
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ひじゅつ
ふりがな文庫
“
秘術
(
ひじゅつ
)” の例文
旧字:
祕術
と地だんだ
踏
(
ふ
)
んでにらみつけたが、へだては海——それもはや
模糊
(
もこ
)
として、
遠州灘
(
えんしゅうなだ
)
へ
浪
(
なみ
)
がくれてゆくものを、いかに、龍太郎でも、飛んでゆく
秘術
(
ひじゅつ
)
はない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私
(
わたし
)
も、
打
(
う
)
ち
明
(
あ
)
けますから、あなたも、あの
揺
(
ゆ
)
れる
止
(
と
)
まり
木
(
ぎ
)
をつかまえなさる
秘術
(
ひじゅつ
)
を
教
(
おし
)
えてくださいませんか?
二人の軽業師
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そこであるとき、
巫女
(
みこ
)
を
呼
(
よ
)
んで、どうしたら
自分
(
じぶん
)
は
長生
(
ながい
)
きができるだろうかと
問
(
と
)
われたのであります。
巫女
(
みこ
)
は
秘術
(
ひじゅつ
)
をつくして
天
(
てん
)
の
神
(
かみ
)
さまにうかがいをたてました。
不死の薬
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いっさんにかけだしてきたのは
伊那丸
(
いなまる
)
と
咲耶子
(
さくやこ
)
、そうほうバッタリと出会いながら、ものをいわず七、八
合
(
ごう
)
槍
(
やり
)
と太刀の
秘術
(
ひじゅつ
)
をくらべて斬りむすんだが、たちまち、うしろから
足助主水正
(
あすけもんどのしょう
)
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのとき、
旅
(
たび
)
からきた
上手
(
じょうず
)
な
占
(
うらな
)
い
者
(
しゃ
)
がありました。その
男
(
おとこ
)
は、
過去
(
かこ
)
いっさいのことをあてたばかりでなく、
未来
(
みらい
)
のこともいっさいを
秘術
(
ひじゅつ
)
によってあてたのでありました。
金の魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
おお、それこそ
竹童
(
ちくどう
)
がなやまされた
蚕婆
(
かいこばばあ
)
の
秘術
(
ひじゅつ
)
吹針
(
ふきばり
)
の目つぶしだった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
乙
(
おつ
)
は、どうかして、
甲
(
こう
)
の
秘術
(
ひじゅつ
)
が
学
(
まな
)
べぬものかと
思
(
おも
)
いました。
二人の軽業師
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
秘
常用漢字
小6
部首:⽲
10画
術
常用漢字
小5
部首:⾏
11画
“秘”で始まる語句
秘
秘密
秘訣
秘蔵
秘奥
秘事
秘伝
秘鑰
秘帖
秘法