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眼眸
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がんぼう
ふりがな文庫
“
眼眸
(
がんぼう
)” の例文
「誓って、祖国のために!」椋島技師は、燃えるような
眼眸
(
がんぼう
)
を大臣の方に向けて立ちあがると、こう叫んで、右手をつとのばした。
国際殺人団の崩壊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
醜と美とを
判
(
わか
)
つは、必らずしも其形象に関はるにあらざるなり。形躰にあらはれたる醜美を断ずるは、独り
眼眸
(
がんぼう
)
のみ。眼眸は未だ以て醜美を断ずる唯一の判官となすべきにあらず。
万物の声と詩人
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
天
(
てん
)
未
(
いまだ
)
に
闇
(
くら
)
し。
東方
(
とうはう
)
臥龍山
(
ぐわりうざん
)
の
巓
(
いたゞき
)
少
(
すこ
)
しく
白
(
しら
)
みて、
旭日
(
きよくじつ
)
一帶
(
いつたい
)
の
紅
(
こう
)
を
潮
(
てう
)
せり。
昧爽
(
まいさう
)
氣
(
き
)
清
(
きよ
)
く、
神
(
しん
)
澄
(
す
)
みて、
街衢
(
がいく
)
縱横
(
じうわう
)
の
地平線
(
ちへいせん
)
、
皆
(
みな
)
眼眸
(
がんぼう
)
の
裡
(
うち
)
にあり。
然
(
しか
)
して
國主
(
こくしゆ
)
が
掌中
(
しやうちう
)
の
民
(
たみ
)
十萬
(
じふまん
)
、
今
(
いま
)
はた
何
(
なに
)
をなしつゝあるか。
鉄槌の音
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
やがて杜の方に向って
錐
(
きり
)
のように鋭い
嫌悪
(
けんお
)
の
眼眸
(
がんぼう
)
を強く射かけると、長い腕をまわして、ミチミの身体を自分の
逞
(
たくま
)
しい肩の方へ引きよせ、そしてグッと抱きしめた。
棺桶の花嫁
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
眼
常用漢字
小5
部首:⽬
11画
眸
漢検1級
部首:⽬
11画
“眼”で始まる語句
眼
眼鏡
眼前
眼瞼
眼差
眼窩
眼球
眼色
眼覚
眼力