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白牡丹
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はくぼたん
ふりがな文庫
“
白牡丹
(
はくぼたん
)” の例文
白牡丹
(
はくぼたん
)
で買ったばかりの
古渡
(
こわた
)
りの
珊瑚
(
さんご
)
の根掛けや、
堆朱
(
ついしゅ
)
の
中挿
(
なかざ
)
しを、いつかけるような体になられることやらと、そんなことまで心細そうに言い出した。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
と見ると花壇に五六本の
白牡丹
(
はくぼたん
)
が今を盛りと咲いていた,その花の下に飼猫の「コロ」が朝日を一杯背中に受けて、つくねんとうずくまッていた「
日向
(
ひなた
)
ぼこりをしているのか、 ...
初恋
(新字新仮名)
/
矢崎嵯峨の舎
(著)
「……おおこの
絵燈籠
(
えどうろう
)
はおもしろい。
芙蓉燈籠
(
ふようどうろう
)
、れんげ燈籠、
百合
(
ゆり
)
燈籠、
白牡丹
(
はくぼたん
)
燈籠。これも街の衆が、筆を競ったのか。……玉梅の図、
金蓮
(
きんれん
)
の意匠、とりどり余技とも思えんな」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
白牡丹
(
はくぼたん
)
へ
這入
(
はい
)
つて、
景物
(
けいぶつ
)
の
金時計
(
きんどけい
)
でも
取
(
と
)
らうと
思
(
おも
)
つたが、
何
(
なに
)
も
買
(
か
)
ふものがなかつたので、
仕方
(
しかた
)
なしに
鈴
(
すゞ
)
の
着
(
つ
)
いた
御手玉
(
おてだま
)
を
一箱
(
ひとはこ
)
買
(
か
)
つて、さうして
幾
(
いく
)
百となく
器械
(
きかい
)
で
吹
(
ふ
)
き
上
(
あげ
)
られる
風船
(
ふうせん
)
を
一
(
ひと
)
つ
攫
(
つか
)
んだら
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
白牡丹
(
はくぼたん
)
光
発
(
た
)
ちつつ
和
(
なぎ
)
久し自界荘厳の
際
(
きは
)
にあらむか
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
白牡丹
(
はくぼたん
)
といふといへども
紅
(
こう
)
ほのか
五百句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
白牡丹
(
はくぼたん
)
へ
這入
(
はい
)
って、景物の金時計でも取ろうと思ったが、何も買うものがなかったので、仕方なしに鈴の着いた
御手玉
(
おてだま
)
を一箱買って、そうして幾百となく器械で吹き上げられる風船を一つ
攫
(
つか
)
んだら
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
白牡丹
(
はくぼたん
)
、大き
籠
(
こ
)
に満ち
海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
白牡丹
(
はくぼたん
)
、宇宙なり。
海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
牡
漢検準1級
部首:⽜
7画
丹
常用漢字
中学
部首:⼂
4画
“白”で始まる語句
白
白粉
白髪
白痴
白洲
白眼
白衣
白刃
白銀
白々