“中挿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかざ50.0%
なかざし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白牡丹はくぼたんで買ったばかりの古渡こわたりの珊瑚さんごの根掛けや、堆朱ついしゅ中挿なかざしを、いつかけるような体になられることやらと、そんなことまで心細そうに言い出した。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
前挿まえざし中挿なかざし鼈甲べっこうの照りの美しい、華奢きゃしゃな姿に重そうなその櫛笄くしこうがいに対しても、のん気に婀娜だなどと云ってはなるまい。
革鞄の怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)