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白服
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しろふく
ふりがな文庫
“
白服
(
しろふく
)” の例文
玉子
(
たまご
)
の
半熟
(
はんじゆく
)
、と
誂
(
あつら
)
へると、やがて
皿
(
さら
)
にのつて、
白服
(
しろふく
)
の
手
(
て
)
からトンと
湧
(
わ
)
いて、
卓子
(
テエブル
)
の
上
(
うへ
)
へ
顯
(
あらは
)
れたのは、
生々
(
なま/\
)
しい
肉
(
にく
)
の
切味
(
きりみ
)
に、
半熟
(
はんじゆく
)
の
乘
(
の
)
つたのである。
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
同じ
仲間
(
なかま
)
の
飴屋
(
あめや
)
が、大道で
飴細工
(
あめざいく
)
を
拵
(
こしら
)
えてゐると、
白服
(
しろふく
)
の巡査が、
飴
(
あめ
)
の
前
(
まへ
)
へ
鼻
(
はな
)
を
出
(
だ
)
して、邪魔になつて
仕方
(
しかた
)
がない。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ジョバンニはおじぎをすると
扉
(
とびら
)
をあけて計算台のところに来ました。すると
白服
(
しろふく
)
を
着
(
き
)
た人がやっぱりだまって小さな
銀貨
(
ぎんか
)
を一つジョバンニに
渡
(
わた
)
しました。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そして
前跼
(
まえこご
)
みになって、何か捜しているようだったが、それは、崖を下る小径だったと見えて、
軈
(
やが
)
て、その二人の
白服
(
しろふく
)
は、するすると真黒い
草叢
(
くさむら
)
の中へ消えてしまった。
鱗粉
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
白服
(
しろふく
)
の
姿勢
(
しせい
)
で、ぴたりと
留
(
と
)
まつて、じろりと
見
(
み
)
る、
給仕
(
きふじ
)
の
氣構
(
きがまへ
)
に
恐
(
おそ
)
れをなして
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
服
常用漢字
小3
部首:⽉
8画
“白”で始まる語句
白
白粉
白髪
白痴
白洲
白眼
白衣
白刃
白銀
白々