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発
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いだ
ふりがな文庫
“
発
(
いだ
)” の例文
旧字:
發
かばかり堅固なる
囲
(
かこい
)
の内よりそもいかにして脱け出でけん、なお人形の
後
(
うしろ
)
より声を
発
(
いだ
)
して無法なる婚姻を
禁
(
とど
)
めしも、
汝
(
なんじ
)
なるか。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
其声
(
それ
)
より
大
(
でか
)
き声を
発
(
いだ
)
して馬鹿めと罵りながら爲右衞門づか/\と立出で、
僮僕
(
をとこ
)
ども此
狂漢
(
きちがひ
)
を門外に引き出せ、騒〻しきを嫌ひたまふ上人様に知れなば、我等が此奴のために叱らるべしとの下知
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
馳
(
は
)
せて書斎に
引籠
(
ひきこも
)
り机に身をば
投懸
(
なげか
)
けてほつと
吐
(
つ
)
く息太く長く、
多時
(
しばらく
)
観念の
眼
(
まなこ
)
を閉ぢしが、「さても見まじきものを見たり」と声を
発
(
いだ
)
して
呟
(
つぶや
)
きける。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
其声
(
それ
)
より
大
(
でか
)
き声を
発
(
いだ
)
して馬鹿めと
罵
(
ののし
)
りながら為右衛門ずかずかと立ち出で、
僮僕
(
おとこ
)
どもこの
狂漢
(
きちがい
)
を門外に引き
出
(
いだ
)
せ、騒々しきを嫌いたまう上人様に知れなば、我らがこやつのために叱らるべしとの
下知
(
げじ
)
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
執事は大助を
彼方
(
あなた
)
の
一室
(
ひとま
)
へ案内し、はたと閉ざして立去りける跡に、大助は
多時
(
しばらく
)
無事に
苦
(
くるし
)
みつ、どうどうとしこを踏みて四壁を動かし、獅子のごとき力声を
発
(
いだ
)
して、満腔の鋭気を
洩
(
もら
)
しながら
金時計
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“発”の解説
発(發、はつ)は、夏朝の第16代帝。『史記』などにあるように、一般には帝桀の父は帝発とされているが、一説には帝桀の兄という。
即位後、諸々の夷が発の門前に来て、舞を披露したという。
第16代
(出典:Wikipedia)
発
常用漢字
小3
部首:⽨
9画
“発”を含む語句
発見
出発
発生
発端
発足
発条
徴発
発覚
発句
発奮
発散
発程
発射
発条仕掛
発作
発矢
発止
発揮
発願
新発意
...