熱中ねつちう)” の例文
ごろに、坪井博士つぼゐはかせられたが、發掘はつくつよりは、焚火たきびはうさかんで格別かくべつことはなく、談話だんははうにばかり熱中ねつちうしてると、兒島邸こじまてい侍女じぢよ牛乳入ミルクいり珈琲コーヒー持運もちはこんでた。
各自かくじまへぜにはどつぺをてたものひとつづゝられてたれまへにもまつたくなくなつたときまたさらかれるのである。彼等かれらはそれに熱中ねつちうしてまつたわすれてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)