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焼
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やか
ふりがな文庫
“
焼
(
やか
)” の例文
旧字:
燒
火に
焼
(
やか
)
れず、水に溺れずといったような好運があるようだ。
好
(
すき
)
なことが何でも出来るッて、
母様
(
おっかさん
)
が折紙をつけて下すった体だよ、私が見ても違いはないね。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
われは静寂の来りて宿る果樹園の、うつくしく穏かなる生活を、今ぞ見たり、今ぞ知りたり、悟りたり。わが
生命
(
いのち
)
、そが
為
(
た
)
めに
焼
(
やか
)
れたるおそろしき思ひを、いざ
抛
(
なげう
)
たん。
珊瑚集:仏蘭西近代抒情詩選
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
足袋二枚はきて
藁沓
(
わらぐつ
)
の
爪
(
つま
)
先に
唐辛子
(
とうがらし
)
三四本足を
焼
(
やか
)
ぬ
為
(
ため
)
押し入れ、毛皮の
手甲
(
てっこう
)
して
若
(
もし
)
もの時の助けに
足橇
(
かんじき
)
まで
脊中
(
せなか
)
に用意、充分してさえ
此
(
この
)
大吹雪、容易の事にあらず、
吼立
(
ほえたつ
)
る
天津風
(
あまつかぜ
)
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
端書
(
はしがき
)
せよとの
需
(
もとめ
)
はあれど。筆
持
(
もつ
)
すべも
白炭
(
しらすみ
)
や。
焼
(
やか
)
ぬ昔の雪の枝炭屋の妻程黒からで鈍き作意の
炭手前
(
すみでまえ
)
。曲り
形
(
なり
)
なる飾り炭。
唯
(
たゞ
)
管炭
(
くだずみ
)
のくだ/\しけれど。
輪炭
(
わずみ
)
胴炭
(
どうずみ
)
点炭
(
てんずみ
)
と重ねて御求めの
有之様
(
これあるよう
)
。
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
もう一度名主役を惣吉さんが勤めなえば私の顔が立ちませんから、どうか達者で
帰
(
けえ
)
っておくんなさえよ、惣吉さん今迄とア違うから、
母様
(
かゝさま
)
に世話ア
焼
(
やか
)
せねえ様に、母様ア
大事
(
でえじ
)
にしなえばなんねえよ
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
焼
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“焼”を含む語句
火焼
焼麺麭
焼酎
焼火
生焼
焼畑
夕焼
蒲焼
素焼
焼餅
焼刃
岡焼
高麗焼
焼死
焼棄
焼焦
焼痕
焼捨
類焼
鯛焼
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