けす)” の例文
けすまじとなれもせぬ江戸の夜道は野山より結句けつくさびしく思はれて進まぬ足をふみしめ/\黒白あやめわかしんやみ辿たどりながらも思ふ樣まづしき中にも手風てかぜも當ず是迄そだてし娘お文を浮川竹に身をしづつらつとめを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
避難ひなんさいわづか一擧手いつきよしゆ動作どうさによつてされるようならば、さういふ處置しよちのぞましきことであるが、もし其餘裕そのよゆうなくして飛出とびだしたならば、あとになつてからでもけすことに注意ちゆういすべきであつて
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)