“押魂消”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おったまげ66.7%
おつたまげ16.7%
おッたまげ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
や、素敵なものだと、のほうずな大声で、何か立派なのとそこいらの艶麗あでやかさに押魂消おったまげながら、男気おとこッけのない座敷だから、わっしだって遠慮をしました。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
追々おひ/\馴染なじみ度重たびかさなると、へい、朝顔あさがほはな打沈ぶちしづめたやうに、ゑり咽喉のどいろわかつて、くちひやうはらぬけれど、目附めつきなりひたひつきなり、押魂消おつたまげ別嬪べつぴんが、過般中いつかぢゆうから、おな時分じぶんに、わしかほはせると
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
押魂消おッたまげた立合は、もう他人ではなくなって、驚いて声を懸ける。滝太郎はもう影も見えない。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)