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押魂消
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おったまげ
ふりがな文庫
“
押魂消
(
おったまげ
)” の例文
や、素敵なものだと、のほうずな大声で、何か立派なのとそこいらの
艶麗
(
あでやか
)
さに
押魂消
(
おったまげ
)
ながら、
男気
(
おとこッけ
)
のない座敷だから、
私
(
わっし
)
だって遠慮をしました。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
蚊帳を釣っても寝床の上をうようよと
這廻
(
はいまわ
)
る——さ、その夜あけ方に、あれあれ峠を見され、羽蟻が黒雲のように
真直
(
まっすぐ
)
に、と
押魂消
(
おったまげ
)
る内、焼けました。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
が、あ、と
押魂消
(
おったまげ
)
て、ばらりと
退
(
の
)
くと、そこの横手の
開戸口
(
ひらきどぐち
)
から、
艶麗
(
あでやか
)
なのが、すうと出た。
妖術
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
やあ、それだがね……
先刻
(
さっき
)
から気い付けるだか、どうも勝手が違ったぞよ。たしか、そこだっけと勘考します、それ、その隅っこの、こんもり
高
(
だか
)
な
処
(
とこ
)
さ、見さっせいまし、
己
(
おら
)
あ
押魂消
(
おったまげ
)
ただ。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
魂
常用漢字
中学
部首:⿁
14画
消
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
“押”で始まる語句
押
押入
押籠
押込
押立
押被
押付
押戴
押遣
押上