消散せうさん)” の例文
つひにはそれが一つにつて山々やま/\所在しよざいくらまして、末端まつたん油煙ゆえんごとそらむかつて消散せうさんしつゝあるやうにはじめた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
枯木かれきはやしのぼ煙草たばこけぶりれたまゝすつといそいでえだからんで消散せうさんするのもかくさずに空洞からりとしてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
しばらくしてうちひさしからはあをけぶりつてだん/\にうすけぶりあとから/\とあつ消散せうさんした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)