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洗濯
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せんだく
ふりがな文庫
“
洗濯
(
せんだく
)” の例文
むかし雄略天皇は狩の
途
(
みち
)
すがら三
輪
(
わ
)
川に
洗濯
(
せんだく
)
をしてゐる田舎娘を御覧になつて、「
顔立
(
かほたち
)
のいゝ娘ぢや、大宮に召し抱へよう」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
窓掛の白木綿で、主人が
濡手
(
ぬれて
)
を拭いたのを、女中が見て亭主に告口をしたことがある。亭主が苦情を言いに来た処が、もう
洗濯
(
せんだく
)
をしても
好
(
い
)
い頃だと、あべこべに叱って恐れ入らせたそうだ。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
施
(
ほどこ
)
されたり
珍
(
めづ
)
らしき
氣象
(
きしやう
)
の先生なれば
近郷近在
(
きんがうきんざい
)
にては
生神
(
いきがみ
)
先生々々
(
せんせい/\
)
と人々が
敬
(
うやま
)
ふ
位
(
くらゐ
)
なり夫に又我等の處は
格別
(
かくべつ
)
に
御贔屓
(
ごひいき
)
にて女房は
針
(
はり
)
仕事を能する故後家で居た時分には後藤先生の
浣
(
すゝ
)
ぎ
洗濯
(
せんだく
)
から衣類を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
『あァ!それならお
前
(
まへ
)
のは
眞個
(
ほんとう
)
に
善
(
よ
)
い
學校
(
がくかう
)
ではなかつたのだ』と
海龜
(
うみがめ
)
は
大
(
だい
)
なる
確信
(
かくしん
)
を
以
(
もつ
)
て、『
今
(
いま
)
私
(
わたし
)
どもの
方
(
はう
)
では
其麽
(
そんな
)
ものは
皆
(
みん
)
な
課目表
(
くわもくへう
)
の
終
(
をは
)
りにある、「
佛蘭西語
(
フランスご
)
や、
音樂
(
おんがく
)
や、それから
洗濯
(
せんだく
)
——
其他
(
そのた
)
」』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「いかゞでございませう、このお品では。それからお
洗濯
(
せんだく
)
なさいます
間
(
うち
)
別のがお
入用
(
いりよう
)
だと存じますが。」
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
『そんなら
洗濯
(
せんだく
)
は?』と
海龜
(
うみがめ
)
が
云
(
い
)
ひました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
それを受取つた講演会の幹事は“Wash”を
洗濯
(
せんだく
)
と読んで、ブライアン氏が多分一枚しかない
亜麻
(
ライン
)
の
襦袢
(
シヤツ
)
でも
洗濯
(
せんだく
)
にやつて、その
故
(
せゐ
)
で遅れるのだらうと早合点してしまつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
それは英国の
洗濯
(
せんだく
)
屋アアサア・ペツパアといふ男の一人娘の名前で、附けも附けたり
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“洗濯”の意味
《名詞》
洗 濯 (せんたく, せんだく)
衣類などの汚れを落とすこと。
(出典:Wiktionary)
“洗濯”の解説
洗濯(せんたく、en: laundry)とは、衣類などについた汚れを洗い落とすこと。機械的作用と化学的作用を利用して衣類などの布地を洗うこと。
(出典:Wikipedia)
洗
常用漢字
小6
部首:⽔
9画
濯
常用漢字
中学
部首:⽔
17画
“洗濯”で始まる語句
洗濯物
洗濯台
洗濯女
洗濯屋
洗濯婆
洗濯盥
洗濯代
洗濯婦
洗濯板
洗濯桶