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汽罐車
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きかんしゃ
ふりがな文庫
“
汽罐車
(
きかんしゃ
)” の例文
新字:
汽缶車
すると、ある
停車場
(
ていしゃば
)
の
構内
(
こうない
)
に、ここからは、
遠
(
とお
)
くへだたっている
平原
(
へいげん
)
の
中
(
なか
)
のレールから
聞
(
き
)
いた
番号
(
ばんごう
)
の
汽罐車
(
きかんしゃ
)
がじっとして
休
(
やす
)
んでいました。
負傷した線路と月
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それにしても、こんな
大事件
(
だいじけん
)
をひき
起
(
お
)
こした
男
(
おとこ
)
は、どうなったかといって、みんなは、
汽罐車
(
きかんしゃ
)
の
下
(
した
)
をのぞいてみました。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
月
(
つき
)
は、それを
聞
(
き
)
くと、だれが
悪
(
わる
)
いということができなかった。そして、レールを
傷
(
きず
)
つけたといって
汽罐車
(
きかんしゃ
)
をしかることもできなかったのであります。
負傷した線路と月
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「どこといって
一
(
ひと
)
ところではありませんでした。
大
(
おお
)
きな
箱
(
はこ
)
は、
港
(
みなと
)
の
駅
(
えき
)
までつけていき、また
石炭
(
せきたん
)
や
木材
(
もくざい
)
は、ほかの
町
(
まち
)
で
降
(
お
)
ろしました。」と、
汽罐車
(
きかんしゃ
)
はいいました。
負傷した線路と月
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
吉雄
(
よしお
)
は、お
母
(
かあ
)
さんのいわれたように、いたしました。すると、ちょうど、
汽車
(
きしゃ
)
の
汽罐車
(
きかんしゃ
)
に
石炭
(
せきたん
)
をいれたように、
体
(
からだ
)
じゅうがあたたまって、
急
(
きゅう
)
に
元気
(
げんき
)
が
出
(
で
)
てきたのであります。
ある日の先生と子供
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
「どうしたのだ?」といって、みんなは、
客車
(
きゃくしゃ
)
の
窓
(
まど
)
から
頭
(
あたま
)
を
出
(
だ
)
して、
外
(
そと
)
をのぞきました。
運転手
(
うんてんしゅ
)
や、その
他
(
た
)
、
汽車
(
きしゃ
)
の
勤務員
(
きんむいん
)
は、
車内
(
しゃない
)
から
飛
(
と
)
び
降
(
お
)
りて、
前方
(
ぜんぽう
)
の
汽罐車
(
きかんしゃ
)
の
方
(
ほう
)
に
向
(
む
)
かって
駆
(
か
)
けていきました。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
汽
常用漢字
小2
部首:⽔
7画
罐
部首:⽸
23画
車
常用漢字
小1
部首:⾞
7画
“汽罐”で始まる語句
汽罐
汽罐室
汽罐場