次第次第しだいしだい)” の例文
御性質ごせいしつ相違そうい次第次第しだいしだいつよまってき、すえ人間界にんげんかいほうでは、豐玉姫系とよたまひめけい玉依姫系たまよりひめけいとの区別くべつなりはっきりつくようになってります。
物凄い電光を発して、山脈の屋根づたいに次第次第しだいしだいに東の方へ押し流れていったものだった。
(新字新仮名) / 海野十三(著)
勉強もなければ発達も仕ない。次第次第しだいしだいなまけ者になり柔弱になり、少しも青年の元気というものが無くなってしまう。不心得ふこころえ千万な事だ。元気は人間の生命といっても好い。
青年の新活動方面 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
左右さいう山々やま/\は、次第次第しだいしだいに、薄墨うすずみあはせ、ねずみくし、こんながし、みねうるしく。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
が、なにもうしましてもおんな細腕ほそうでちからたのむ一ぞく郎党ろうとうかずもよくよくのこすくなになってしまったのをましては、再挙さいきょ計劃けいかく到底とうてい無益むやくであることが次第次第しだいしだいわかってまいりました。