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曳
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びき
ふりがな文庫
“
曳
(
びき
)” の例文
我
(
わ
)
れのみ
一人
(
ひとり
)
あし
曳
(
びき
)
の
山
(
やま
)
の
甲斐
(
かひ
)
に
峯
(
みね
)
のしら
雲
(
くも
)
あとを
消
(
け
)
すこと
左
(
さ
)
りとは
是非
(
ぜひ
)
もなけれど、
今歳
(
ことし
)
この
度
(
たび
)
みやこを
離
(
はな
)
れて八
王子
(
わうじ
)
に
足
(
あし
)
をむける
事
(
こと
)
これまでに
覺
(
おぼ
)
えなき
愁
(
つ
)
らさなり。
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
仇吉
(
あだきち
)
だったか、
米
(
よね
)
八だったか、女が、小梅の茶屋で、
情人
(
いろ
)
の丹次郎を待ちあわせている。……逢い
曳
(
びき
)
の待つ
間
(
ま
)
が長く、じれぎみになっているうちに、男の影が、小梅田ン圃の
彼方
(
あなた
)
に見えてくる。
梅ちらほら
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「いくら
破廉恥
(
はれんち
)
でも淫売婦の
逢
(
あ
)
い
曳
(
びき
)
じゃないのよ。」
女百貨店
(新字新仮名)
/
吉行エイスケ
(著)
我れのみ一人あし
曳
(
びき
)
の山の
甲斐
(
かひ
)
に
峯
(
みね
)
のしら雲あとを消すことさりとは是非もなけれど、
今歳
(
ことし
)
この度みやこを離れて八王子に足をむける事これまでに覚えなき
愁
(
つ
)
らさなり。
ゆく雲
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
曳
漢検準1級
部首:⽈
6画
“曳”を含む語句
揺曳
綱曳
媾曳
逢曳
曳舟通
搖曳
曳出
曳舟
手曳
車曳
網曳
棚曳
金棒曳
曳船
曳々
曳張
猿曳
地曳
石曳
根曳
...