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暖
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あた
ふりがな文庫
“
暖
(
あた
)” の例文
ト
日
(
ひ
)
があたつて
暖
(
あた
)
たかさうな、
明
(
あかる
)
い
腰障子
(
こししやうじ
)
の
内
(
うち
)
に、
前刻
(
さつき
)
から
靜
(
しづ
)
かに
水
(
みづ
)
を
掻𢌞
(
かきまは
)
す
氣勢
(
けはひ
)
がして
居
(
ゐ
)
たが、ばつたりといつて、
下駄
(
げた
)
の
音
(
おと
)
。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「お寒う御座います。どうぞお
暖
(
あた
)
り下さいませ。」
母子
(
おやこ
)
は靜かに水のたれる音を耳にしながら火鉢によつた。
三十三の死
(旧字旧仮名)
/
素木しづ
(著)
夜を徹して予が
病躯
(
びょうく
)
を
暖
(
あた
)
ためつつある真最中なりしなり、さて予は我に還るや、
俄
(
にわ
)
かにまた呼吸の
逼迫
(
ひっぱく
)
、
凍傷
(
とうしょう
)
の
難
(
なや
)
み、眼球の
激痛
(
げきつう
)
等を覚えたり、
勿論
(
もちろん
)
いまだ
眼
(
まなこ
)
を開くこと
能
(
あた
)
わざるのみならず
寒中滞岳記:(十月一日より十二月廿一日に至る八十二日間)
(新字新仮名)
/
野中至
(著)
部屋が氣に入らなくて、
吾儕
(
われ/\
)
は帳場の上にある二階の一間に引越したが、そこでも受持の女中に頼んで長火鉢の火をドツサリ入れて貰つて、その周圍へ集つて
暖
(
あた
)
つた。何となく氣は
沈着
(
おちつ
)
かなかつた。
伊豆の旅
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
だから、二階の
梯子
(
はしご
)
はとりはらわれて、あたしたちの
暖
(
あた
)
っている頭の上を、
猿梯子
(
さるばしご
)
をかけて登ってゆく、物干場は、一度窓から出て、
他家
(
よそ
)
の屋根に乗り、そして自分の家の大屋根にゆく仕かけだった。
旧聞日本橋:02 町の構成
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
“暖”の意味
《名詞》
(ダン 例示の成句で)あたたまること。
(出典:Wiktionary)
暖
常用漢字
小6
部首:⽇
13画
“暖”を含む語句
暖炉
生暖
温暖
暖炉棚
暖爐
瓦斯暖炉
暖簾
暖味
暖気
繩暖簾
暖室
暖房
瓦斯暖爐
御暖
縄暖簾
紺暖簾
暖簾口
寒暖
花暖簾
店暖簾
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