“激痛”の読み方と例文
読み方割合
げきつう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、足の裏を切ったまま砂浜にあがると、その切目きれめの中に小さい砂がはいりこんで、やがて激痛げきつうをおこすことになる。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ごみの不意をくったので、さすがの竹童もかわすひまなく、グワンと血管けっかんの破れるような激痛げきつうをかんじてぶッたおれたが、とっさにまくらもとへおいて寝た、般若丸はんにゃまるを抜きはらって
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが、一代は退院後二月ばかりたつとこんどは下腹の激痛げきつううったえ出した。寺田は夜通しぜてやったが、痛みは消えず、しまいには油汗あぶらあせをタラタラ流して、痛い痛いと転げ廻った。
競馬 (新字新仮名) / 織田作之助(著)