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激痛
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げきつう
ふりがな文庫
“
激痛
(
げきつう
)” の例文
それは、足の裏を切ったまま砂浜にあがると、その
切目
(
きれめ
)
の中に小さい砂がはいりこんで、やがて
激痛
(
げきつう
)
をおこすことになる。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
寝
(
ね
)
ごみの不意をくったので、さすがの竹童もかわすひまなく、グワンと
血管
(
けっかん
)
の破れるような
激痛
(
げきつう
)
をかんじてぶッ
倒
(
たお
)
れたが、とっさに
枕
(
まくら
)
もとへおいて寝た、
般若丸
(
はんにゃまる
)
を抜きはらって
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ところが、一代は退院後二月ばかりたつとこんどは下腹の
激痛
(
げきつう
)
を
訴
(
うった
)
え出した。寺田は夜通し
撫
(
な
)
ぜてやったが、痛みは消えず、しまいには
油汗
(
あぶらあせ
)
をタラタラ流して、痛い痛いと転げ廻った。
競馬
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
夜を徹して予が
病躯
(
びょうく
)
を
暖
(
あた
)
ためつつある真最中なりしなり、さて予は我に還るや、
俄
(
にわ
)
かにまた呼吸の
逼迫
(
ひっぱく
)
、
凍傷
(
とうしょう
)
の
難
(
なや
)
み、眼球の
激痛
(
げきつう
)
等を覚えたり、
勿論
(
もちろん
)
いまだ
眼
(
まなこ
)
を開くこと
能
(
あた
)
わざるのみならず
寒中滞岳記:(十月一日より十二月廿一日に至る八十二日間)
(新字新仮名)
/
野中至
(著)
足の骨が折れそうになり、
激痛
(
げきつう
)
が全身を
稲妻
(
いなづま
)
のように
突
(
つ
)
き
刺
(
さ
)
しただけであった。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
激
常用漢字
小6
部首:⽔
16画
痛
常用漢字
小6
部首:⽧
12画
“激”で始まる語句
激
激昂
激励
激湍
激越
激浪
激怒
激流
激烈
激情