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斷乎
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だんこ
ふりがな文庫
“
斷乎
(
だんこ
)” の例文
新字:
断乎
然
(
しか
)
るに
醫學博士
(
いがくはかせ
)
にして、
外科
(
げくわ
)
專門家
(
せんもんか
)
なる
彼
(
かれ
)
が
父
(
ちゝ
)
は、
斷乎
(
だんこ
)
として
彼
(
かれ
)
が
志望
(
しばう
)
を
拒
(
こば
)
み、
若
(
も
)
し
彼
(
かれ
)
にして
司祭
(
しさい
)
となつた
曉
(
あかつき
)
は、
我
(
わ
)
が
子
(
こ
)
とは
認
(
みと
)
めぬと
迄
(
まで
)
云張
(
いひは
)
つた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
『
斷
(
だん
)
じて/\、たとへ
此
(
この
)
唇
(
くちびる
)
が
裂
(
さ
)
かるゝとも。』と
私
(
わたくし
)
は
斷乎
(
だんこ
)
として
答
(
こた
)
へた。
大佐
(
たいさ
)
は
微笑
(
びせう
)
を
帶
(
を
)
びて
私
(
わたくし
)
の
顏
(
かほ
)
を
眺
(
なが
)
めた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
その彼の凝視の中には
不作法
(
ぶさはふ
)
なまでの直情徑行と、詮索的な
斷乎
(
だんこ
)
たる頑固さが動き、それは今迄この未知の客に對して
素知
(
そし
)
らぬ顏をしてゐたのも遠慮からではなく
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
そのまつたくの
卵形
(
たまごがた
)
をした
肌理
(
きめ
)
の細かな顏には何一つ力といふものがなく、その
鷲鼻
(
わしばな
)
にも小さな
櫻桃
(
さくらんぼ
)
のやうな口にも
斷乎
(
だんこ
)
たるものはなく、その狹い
平坦
(
へいたん
)
な
額
(
ひたひ
)
には思慮などなく
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
『
然
(
しか
)
らば、
君等
(
きみら
)
は
或
(
ある
)
時期
(
とき
)
まで、
此
(
この
)
島
(
しま
)
に
滯在
(
たいざい
)
せねばなりません。』と
斷乎
(
だんこ
)
と
言放
(
いひはな
)
つた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
彼の樣子も聲も
斷乎
(
だんこ
)
としてゐた。フェアファックス夫人の警告の
冷
(
つめ
)
たさ、彼女の疑ひの氣配が私に注がれてゐた。何か實質の無い、不確かなものが、私の希望を絶つてしまつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
斷
部首:⽄
18画
乎
漢検準1級
部首:⼃
5画
“斷”で始まる語句
斷
斷念
斷崖
斷然
斷言
斷食
斷々
斷片
斷末魔
斷絶