“だんこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
断乎92.9%
斷乎3.6%
断固3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、長老の快川国師かいせんこくしは、故信玄こしんげんおんにかんじて、断乎だんことして、織田おだの要求をつっぱねたうえに、ひそかに三人をがしてしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だんじて/\、たとへこのくちびるかるゝとも。』とわたくし斷乎だんことしてこたへた。大佐たいさ微笑びせうびてわたくしかほながめた。
「一鞭打って、御着ごちゃくまで行って参りまする。私がそこへ臨む以上は、断固だんことして、家中の異分子を片づけ、主人政職には意見を呈し、かならず浅慮せんりょな変節を正さずには措きません」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)