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だんこ
ふりがな文庫
“
断固
(
だんこ
)” の例文
僕は
断固
(
だんこ
)
として、ことわった。うっかりぬいでしまった後で、どこからか海水がどっと侵入して来たときには、僕はたちまち
土左衛門
(
どざえもん
)
にならなくてはならない。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「一鞭打って、
御着
(
ごちゃく
)
まで行って参りまする。私がそこへ臨む以上は、
断固
(
だんこ
)
として、家中の異分子を片づけ、主人政職には意見を呈し、かならず
浅慮
(
せんりょ
)
な変節を正さずには措きません」
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これはなんとかして
断固
(
だんこ
)
たる処分にでなければなりますまい、いかがですか校長
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
官兵衛は、涙と筋肉を、顔中に闘わせながら、
断固
(
だんこ
)
としていった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“断固”の意味
《形容動詞》
断固(だんこ。「断乎」の「同音の漢字による書きかえ」)
きっぱり。決意が固いさま。
《形容動詞》
きっぱりと。決意が固いさま。
(出典:Wiktionary)
断
常用漢字
小5
部首:⽄
11画
固
常用漢字
小4
部首:⼞
8画
“断”で始まる語句
断
断崖
断念
断乎
断末魔
断然
断食
断片
断々
断腸