“快川国師”の読み方と例文
読み方割合
かいせんこくし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、長老の快川国師かいせんこくしは、故信玄こしんげんおんにかんじて、断乎だんことして、織田おだの要求をつっぱねたうえに、ひそかに三人をがしてしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
恵林寺が夢窓国師むそうこくしの開山であって、信玄の帰依きえの寺であり、柳沢甲斐守の菩提寺ぼだいじであるということ、信長がこの寺を焼いた時、例の快川国師かいせんこくし
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
山門の楼上、正面には、あけ椅子いすり、紫衣金襴しいきんらん袈裟けさをつけた老和尚のすがたが見えた。いうまでもなく一山の長老快川国師かいせんこくしである。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)