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教
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おしへ
ふりがな文庫
“
教
(
おしへ
)” の例文
父は静に私を諭して、つまり
此
(
この
)
ごろの失策が私の
稽古
(
けいこ
)
で、父の
教
(
おしへ
)
より母の諭しより私の
為
(
ため
)
になるのだから、よく心を沈めて考へる
様
(
やう
)
にと申されました。
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
同時に我が父の口にせられる孔子の
教
(
おしへ
)
だの武士道だのと云ふものは、人生幸福の敵である、と云ふ極端な反抗の精神が、何時とは無しに堅く胸中に基礎を築き上げて了つた。
一月一日
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
恰
(
あたか
)
も
父母
(
ふぼ
)
未生前
(
みしやうぜん
)
より小説や戯曲に通じてゐたやうに
滔滔
(
たうたう
)
、
聒聒
(
くわつくわつ
)
、
絮絮
(
じよじよ
)
、
綿綿
(
めんめん
)
と不幸なる僕等に
教
(
おしへ
)
を
垂
(
た
)
れるのである。すると文壇に幅を
利
(
き
)
かせてゐるのは必ずしも小説や戯曲ではない。
変遷その他
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
出家
(
しゆつけ
)
のいふことでも、
教
(
おしへ
)
だの、
戒
(
いましめ
)
だの、
説法
(
せつぱふ
)
とばかりは
限
(
かぎ
)
らぬ、
若
(
わか
)
いの、
聞
(
き
)
かつしやい、と
言
(
いつ
)
て
語
(
かた
)
り
出
(
だ
)
した。
後
(
あと
)
で
聞
(
き
)
くと
宗門
(
しうもん
)
名誉
(
めいよ
)
の
説教師
(
せつけうし
)
で、
六明寺
(
りくみんじ
)
の
宗朝
(
しうてう
)
といふ
大和尚
(
だいおしやう
)
であつたさうな。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
教
常用漢字
小2
部首:⽁
11画
“教”を含む語句
教育
宗教
教訓
教唆
教会
教化
御教
基督教徒
教師
教授
教父
清教徒
宗教上
基督教
耶蘇教
宣教師
説教
女教師
教鞭
教室
...