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へうかん
ふりがな文庫
“
慓悍
(
へうかん
)” の例文
中
(
なか
)
にも
年少
(
ねんせう
)
士官等
(
しくわんら
)
は
早
(
は
)
や
軍刀
(
ぐんたう
)
の
※
(
つか
)
を
握
(
にぎ
)
り
詰
(
つ
)
めて、
艦長
(
かんちやう
)
の
號令
(
がうれい
)
を
待
(
ま
)
つ、
舷門
(
げんもん
)
の
邊
(
ほとり
)
、
砲門
(
ほうもん
)
の
邊
(
ほとり
)
、
慓悍
(
へうかん
)
無双
(
ぶさう
)
の
水兵等
(
すいへいら
)
は
腕
(
うで
)
を
摩
(
さす
)
つて
居
(
を
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
小憎らしかつたその
慓悍
(
へうかん
)
さが、今その倍増しになつた背丈と同じやうに彼の中に育つて、ちつとも坊主臭くない筒抜けな、からりとした性格に発展したやうであつた。
医師高間房一氏
(新字旧仮名)
/
田畑修一郎
(著)
中々
慓悍
(
へうかん
)
決死の大将軍である。
少
(
ちつ
)
と味噌を上げるやうだが、先づ猛獣狩の功者と云つたら「ドール」先生だらう。天晴武勇の振舞は我々犬族の先祖たるに耻ぢずと云ふべしだ。
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
此等は
抑〻
(
そも/\
)
何に
胚胎
(
はいたい
)
してゐるのであらうか、又
抑
(
そも
)
何を語つてゐるのだらうか。たゞ其の
驍勇
(
げうゆう
)
慓悍
(
へうかん
)
をしのぶためのみならば、
然程
(
さほど
)
にはなるまいでは無いか。考へどころは十二分にある。
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
慓悍
(
へうかん
)
な謙信、勇敢にしてしかも緻密な計画性をもつた氏康、この三人が用ゐた印章は、それ/″\龍、獅子、虎であるのも興味深いが、まさに彼等は、当時日本の龍であり、獅子であり
二千六百年史抄
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
慓悍
(
へうかん
)
なれども童貞の悲観的なるやさしさをもち
ランボオ詩集
(新字旧仮名)
/
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
(著)
此時
(
このとき
)
徐
(
しづ
)
かに
艇頭
(
ていとう
)
を
廻
(
めぐ
)
らして
此方
(
こなた
)
に
近
(
ちか
)
づいて
來
(
き
)
たが、あゝ、
其
(
その
)
光譽
(
ほまれ
)
ある
觀外塔上
(
くわんぐわいたふじやう
)
を
見
(
み
)
よ※
色
(
いろ
)
の
黒
(
くろ
)
い、
筋骨
(
きんこつ
)
の
逞
(
たく
)
ましい、三十
餘名
(
よめい
)
の
慓悍
(
へうかん
)
無双
(
ぶさう
)
なる
水兵
(
すいへい
)
を
後
(
うしろ
)
に
從
(
したが
)
へて、
雄風
(
ゆうふう
)
凛々
(
りん/\
)
たる
櫻木海軍大佐
(
さくらぎかいぐんたいさ
)
は
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
慓
漢検1級
部首:⼼
14画
悍
漢検1級
部首:⼼
10画
“慓悍”で始まる語句
慓悍児
慓悍無双
慓悍無比