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応答
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こたえ
ふりがな文庫
“
応答
(
こたえ
)” の例文
旧字:
應答
努めて一口
応答
(
こたえ
)
をしようと思うけれど、張りさけるような心臓の激動と、とめどなく流れる涙とに私はただ
啜
(
すす
)
り上げるばかりであった。
駅夫日記
(新字新仮名)
/
白柳秀湖
(著)
この
応答
(
こたえ
)
が、もしすぐにこの場でできたとしたら、「蠅男」の正体は案外楽に解けたであろう。
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ボクソウルは一応スミス船長に報告して、直ちに
狼煙
(
ロケット
)
の打揚げ方に掛ったのだが、キャリフォルニアンからは何の
応答
(
こたえ
)
もないが、気の
故
(
せい
)
か段だん近づいて来るようにも思える。
運命のSOS
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
と女は
美
(
はなや
)
かなる声の優しくまず
問
(
とい
)
懸けたり。されど仙太は
応答
(
こたえ
)
もなさで、首をたれたるまま、時々思い出したらんように苫屋の方を振返りつつ、
的
(
あて
)
もなく
真砂
(
まさご
)
の間をざくざくと
踏
(
ふみ
)
行きぬ。
片男波
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
赤心
(
まごころ
)
籠
(
こ
)
めて一
生
(
しょう
)
懸命
(
けんめい
)
に
祈願
(
きがん
)
をすれば、それが
直
(
ただ
)
ちに
神様
(
かみさま
)
の
御胸
(
みむね
)
に
通
(
つう
)
じ、
同時
(
どうじ
)
に
神様
(
かみさま
)
からもこれに
対
(
たい
)
するお
応答
(
こたえ
)
が
降
(
くだ
)
り、
時
(
とき
)
とすればありありとそのお
姿
(
すがた
)
までも
拝
(
おが
)
ませて
戴
(
いただ
)
けるのでございます……。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
「
古老
(
ころう
)
に向って
応答
(
こたえ
)
一つ致さぬとは——ウヌ、どうしてくれよう!」
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
いつもの時間に
給仕人
(
ボーイ
)
のポウルが、それをテイラアの部屋へ持って行ったのだが、呼んでも叩いても
応答
(
こたえ
)
がないので、前に言ったように帳場へ下りて女将セレスティンを呼んで来て
ロウモン街の自殺ホテル
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
「おうさ。」藤吉親分の、無表情な
応答
(
こたえ
)
である。
釘抜藤吉捕物覚書:11 影人形
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“応答”の意味
《名詞》
応答(おうとう)
質問や呼びかけに対して答えること。返事。返答。回答。
(生物学など)刺激に対する反応。
(工学など)入力に対する出力の変化。
(音楽)主題の提示に対する他の声部からの主題の模倣。
(出典:Wiktionary)
“応答”の解説
応答(おうとう、en: response)とは、問いや話しかけ、呼びかけに対し、応えること。
(出典:Wikipedia)
応
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
答
常用漢字
小2
部首:⽵
12画
“応”で始まる語句
応
応挙
応対
応酬
応仁
応援
応接間
応揚
応諾
応接室